今を生きる

節がかわって弥生三月。

ひな祭りの日に大切な方がこの世から旅立たれました。

菜の花のおひたしをこしらえようと、お台所に立っておられた時に…とのこと。

それはそれは聡明な、言葉にならないことまで人の真意を汲んでくださるような深い愛をおもちの方で、心から尊敬していました。

これから先、菜の花を見るたびに、ひな祭りがおとずれるたびに思いを馳せることでしょう。

このたびの人生、今を大切に生きよう!…あらためてそう想います。

 

世界のうねりに身を置く状況下での、明日をも知れぬ今世のいのち。いかに今を生きるかを問われているように感じます。

自分の心と身体が喜ぶこと、それも善い未来につながる道を拓くことに明るい意識を置きながら、外界の出来事を俯瞰しつつも深い祈りの最中です。

これまで、非科学的で大袈裟だと感じておられた方でも、現在の感染症や争いで断たれる命を身近に感じるようになり、人の心も透けて感じられる今なら、私が講座でお伝えする内容や発信する一次情報も捉えやすくなられたかなと実感します。互いに学びを深めたいという姿勢で向き合ってくださる方が多数おられます。一方、ここ数年の恐れと驚きの連続によって、考えられない考えたくもない思考停止と拒絶状態に陥り、言われるがまま権威者に服従する流れを保つことで安心を得る…のいずれかに分かれているのが実情。後者の場合、これから息が切れて大変だと思います。

このようなご時世に関わらず、講座見学や体験からご参加を選ばれる方が多くなりました。既存の受講生の方々からも清々しい御言葉をいただき本当に有り難いことです。

これから先を軽やかに生きる術は、じーっと座ってメディアの情報操作で撹乱され考えあぐねていても得られないのです。何を食べれば善い悪い以前に、まずは心の有り様を感謝で満たし、心を平らかに笑顔で粛々を準備を進めてまいりましょう^ ^

 

さて、本日ご紹介する一品は、アンコウカレー♬です!

西のフグ、東のアンコウというのですって?
どちらも馴染みがあるので存じませんでした。

アンコウといえばお鍋って感じですが、春の陽気を感じられるようになった今は、アンコウによって気を補いながらもターメリックによってそれを巡らせるということもがアリなのです^ ^

カレーというと未だに脂の固まりのルーを使っている人がおられて驚きます。体調を調えたいお気持ちがわずかでもあればカレー粉で作りましょう。

今回は、白ネギみじん切りと生姜細切りとニンニクみじん切りを米油で炒め、カレー粉も加えて香りを出したところに、脂と相性の善い人参と椎茸とタモギタケも加えて塩と黒胡椒。れんこんと白菜も加えます。

“出汁きのこ”という異名をもつ抗酸化力の高いタモギタケの戻し汁、うま味成分の宝庫である白菜は水分が多いので入れる水は少なめに。

あらかじめ、アンコウにはお酒をふって軽く塩と黒胡椒してから焼いておきます。そのフライパンの汁ごと野菜たちと合わせて調味します。調味料は塩と黒胡椒の他に、だし、イタリアの魚醤コラトゥーラと瀬戸内コラトゥーラ、醤油少々、酒、お味噌と酒粕少々、うま味として黒酢もごく少量。

 

 

 

とろみは、蒸して冷凍しておいた里芋を一緒に煮れば、滑らかな白菜の食感と相まって良い感じのトロトロになりました。我ながらナイスアイディア♬

アンコウの肝に含まれるDHAやEPA、ビタミンA(レチノール)、ビタミンD3が豊富なことは知られていますが、実は今この時期、春の産卵前は特に充実しています。また、骨以外は捨てる部位がないと云われ、その骨からもコラーゲンが溶け出てくるのでボーンブロスとしてもホント貴重ですね。

こちらのアンコウも今を生きていた仲間ですものね。切り身で販売されていたアンコウさんに手を合わせて、有り難く恩恵をいただきました。

おかげさまで元気です。

感謝!!

 

 

 

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