気を巡らせる牛肉の炒めもの

「お肉も召し上がるんですか?」とよく訊かれます。

私の食生活を参考にしようと思われてのご質問です。

お答えするときは、決まって「牛の育った環境や飼料などをよく考えて、ものを選んでいただきます。」です。

また、その日の体調や食す時間、食材の内容…これらを考えずに、ただ欲しているから!では身体にとっては迷惑な話です。

動物性たんぱく質ですから、消化にもそれなりに時間が必要。

体調が優れない時は、内臓の働きも鈍っているので避けた方が健全です。

思い遣りの心『忠恕』を以て身体の声を聞こうとすれば、無茶なことをせずにすみます。

 

たんぱく質は、バランス良く魚介類や大豆製品、そして肉類も摂るように心掛けています。

昨日お伝えした白きくらげもたんぱく質を多く含みます。

それは、黒きくらげも同様。また、白きくらげの8倍以上の鉄分を含みます。(乾燥の場合)

こちらの牛肉炒めは、その国産黒きくらげを使用しています。

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他に免疫力を高める舞茸、エリンギ、解毒効果が高く食物繊維豊富なごぼうを醤油・酒・みりん等で炒め、出来上がる寸前にパパッと気の滞りを改善する茗荷と三つ葉をたっぷり入れます。

お肉は、但馬牛のもも肉切り落としを使用。

地元兵庫県に住まいする特権でしょうか、スーパーではお値段がグッとダウンしている時があり、「今でしょ」と云わんばかりに私を見つめてきます。

体調も時間も内容も、そのうえお値段も申し分なかったので購入!

私は、きれいな赤身の肉に出逢った時でないと買いません。

肉の赤身には、身体に吸収されやすいヘム鉄が多く含まれますし、

脂身の部分は、体内で溶けにくく蓄積されやすいものだからです。

牛肉と黒きくらげで気血を補い、キノコやごぼうの食物繊維でしっかり解毒をはかり、免疫力も落とさず、香味野菜が気を巡らせてくれる…と。
頭をひねることで、より美味しくいただけるのではないかなぁと考えた一品です。

出逢えた時がタイミング♪
人との出逢いと同じく、食材もまた然りなのです(*^^*)

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コメント2件

  • みほ より:

    友麻先生、こんばんは♪
    今日もお疲れ様です。

    同居する高齢の義父の体調を考えて 我が家は 肉料理を敬遠しがちなのですが、今回、ご紹介頂いた『気を巡らす牛肉の炒め物』ならば、安心して頂けますね( ^ω^ )

    もちろん、義父だけでなく、家族の体調を気遣いながら 美味しく頂けるタイミングを把握して行きたいです(^O^)/

    いつも沢山の知識の伝授と温かいお言葉をありがとうございます。
    心より感謝致します。

  • ゆうま より:

    こんばんは(^^)こちらこそ、いつもありがとうございます。
    御義父様のお身体を慮る御心こもったお料理をなさっているのが伝わります(*^^*)
    高齢者の方でも、御健康な方であれば、たまにお肉を召し上がるのは良いことです。
    もちろん熟慮が必要ですが。
    例えば、咀嚼や嚥下を考慮し、野菜も肉も細かくし、片栗粉もしくは葛粉で軽くとろみをお付けになると喉ごしも善いと思います(^^)☆

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