大切なこと

以前、やなせたかし先生の追悼番組で、人生に大切なことは「運・鈍・根」だとお話しされていました。

「運」は、自分でつかまなくちゃいけない…

そして、なんでも簡単に器用にできるんじゃなく、いくらか「鈍」であって…

それから、根気よくやり続けておく「根」。

やっている人のところに運は巡ってくるけれど、やっていない人のところには何もこない…

そのようなお話でした。

私は、たいへん不器用な人間なので、深く感じ入るものがあります。

そういえば、これまでの出会いを考えると、なんでも器用にこなせる人は一見素敵だけど、人としての味わいも魅力も感じないので「鈍」って必要だよなーと。

それ故に、自分を許しています。笑

食生活ひとつとっても、毎日考えて作っていると体調にも良い表れがもたらされているようです。

遅かれ早かれ、今までのものが表面化されるので、体調を崩している方を見ていると、つくづく大切さを感じます。

昨日お伝えした、朝のスープのこと…

写真も撮れずじまいで仕事にダッシュ！でしたが、かなり体調良く過ごせたこともあり、今朝も続けて同じようなものを朝食に摂りました。

やり続ける「根」になぞらえて、百合根も加えたバージョンアップ♪

百合根を洗うのが面倒だとよくお聞きしますが、薬効あらたかで明らかに反映される食材が身近にあるのですから、摂り入れないともったいないぐらいです。

不器用ながらも、「よろしくお願いします」の気持ちで洗うと、美味しくて身体にも心にも良い一品が誕生します。

玉ねぎの硫化アリルは疲労回復に良いといわれますが、加熱には強くありません。

けれど、油を使うことでその効果を得ながら味わえます。

えのき茸からは、良い出汁も出ます。

これらがしんなりとしたら、一昨日ご紹介したペプチド化した『だし・栄養スープ』を加え、百合根も入れてコトコト。

とろ～んとしたスープに、とれたての春菊と柚子の皮をあしらい、「白い養生スープ」を味わいました。

昨日の百合根なしバージョンでも、玉ねぎのやさしい甘さが絶妙でしたが、百合根を加えるとまた格別！

玉ねぎも百合根も、咳や痰を取り除く働きがあるので、風邪ひきさんにもうってつけです。

百合根は、心の熱を取り除きます。どうぞイライラさんにも作ってさしあげて下さいね。

毎日が養生。

また、そのうちにね…って？

いやいや、もう12月ですよー

いろんな良いこと♪根気よく続けましょう(^o^)