秋の声
声を聴くと、ほっとする人がいます。
いい声だなぁ…と聴き惚れますが、当のご本人には自覚がありません。
私には、心に染み入る妙薬のような存在です。
外では、初秋の涼やかな風が立つ音、虫たちの合唱…
まだ、もの寂しさはありません。
季節の移ろいとともに、秋の声を敏感に感じるようになりました。
家庭菜園では、美しい紫色をしたお花が咲き誇った後に実った、ツヤツヤに光った深い紫色の茄子の「そろそろ収穫してね~。」が聴こえてきます。
日差しに映える真夏の茄子よりも、今の時期にできる茄子の方が、心なしか慎ましやかに感じられるのは、私だけでしょうか。
収穫して、早速いただくことにしました。
手抜きととるか、自然に近いかたちととるか…
茗荷のみじん切りこそ合わせていますが、薄切りした茄子を お味噌+黒酢+かつお節の枯本節(上からもパラパラ)で和える。
これだけ。
味覚の秋を目の前に、夏バテを解消しつつ『健脾和胃』… 胃腸を冷やしすぎない程度に摂って、消化器官の働きを回復させるのです。
身体を冷やさないお味噌と黒酢と鰹節と青紫蘇を合わせることも、意図してのこと。
濃い紫色からの恩恵であるナスニン(アントシアニンのひとつ)と、ビタミンCの働きを助けるビタミンPのルチンは、水にさらして強く搾ったりすると流れ出てしまうので、私は水にさらしません。
この『お味噌 + 黒酢』は、身体の状態を調えるにもぴったりです。
ところてんにも ♪
よく合います(^.^)
一口で違いがわかる黒酢を使用。
原料・製法・そして 、時 …にこだわったとされる米黒酢は、夏の疲れを癒したいと云う、初秋の身体の声に応えてくれるようです。
2017-09-04 by
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