りんごの気持ち、みかんの気持ち

自分の気持ちを分かってくれる人は、本当に有り難い存在です。

声を聴いていなくとも、言葉のやりとりだけで、「大丈夫か?」…

見えているかのように察してくれると、ついつい甘えてはいけないと思いつつ気持ちを吐露してしまいます。感謝、感謝 ♪

真心ある思い遣りの心は「忠恕(ちゅうじょ)」。孔子も唱えた 人が生きるうえで一番大切な徳のことをいいます。

他者を真心もって思い遣り、自分の魂に対しても、誠実に思い遣りの心で接する…

自然の恵みにも同様に、作られた土地や育てた人に対する感謝の念をもちながら、命の源を摂り入れて同化させると、その真心は身体じゅうに拡がり、調和をもたらします。

人でも物でも、相対するものの心を感じ、慮り、丁寧に接するというのは、不調和をきたさないためにも大事なことです。

先日、ご近所の幼なじみのお母様より、ご自宅で採れた無農薬のみかんをいただきました。

まるで母親のように私に接してくださるので、お顔を拝見するだけでも温かい気持ちになるのに、貴重なおみかんを「またもらってくれる?」だなんて(≧∀≦)贅沢すぎます。

日本に住んでいると馴染み深い “ 温州みかん ” は、身近な存在ゆえに、その効能を実感されている人は少ないように思います。

こちら、無農薬なだけに「丸ごと食べて 。その方が、皮にある熱にも強い色素成分のβ-クリプトキサンチンも摂れるよ♪」とか、「白い筋も袋も毛細血管を強くするからね ♪」「強い雨風を乗り越えた私のパワーをどうぞ♪」という心ではないかしら…とか、

旬のりんご、スリムレッドというほどよい酸味を含む品種をよく洗ってから拭いていると、「ピカピカに磨いてくれてありがとう。丸ごとヨロシク。そのまま食べて ♪ 加熱するとポリフェノールごと更に美味しくなるよ~」という心を伝えているように思えます。

ちょっとしたことですが、りんごに含まれる鉄分も、みかんのビタミンCによって吸収が高まります。

これらを融合させると美味しいはず!と、皮ごと無水調理で、黒酢を少々ふってから蓋をすること15分弱。

(りんごの芯は、お手元にあれば漏斗の先でくり抜いても、小さめの型抜きで抜いても。)

温かくしていただくと、心も身体もほっこりします(*^^*)

温かく柔らかいりんごの上には、シナモンをふっていただきました。

りんごと温州みかんの糖質があるので、蜂蜜などを加える必要もありません。

それぞれの命に真心を寄せてみることは、必ずや自分の身にも善い響きをもたらすことでしょう。

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