誠意

誠意の大切なところは、向き合う人を理解することにあります。

自分の経験から生まれた心情を置き換えて慮ったり、想像力をはたらかせながら、ちゃんと伝わるような行いがあればこそ、通ずるものだと理解しています。

自分本位の誠意などは、安物の押し売りにもなり得ると悟ったので、ある心の一部分を一新しました ♪

すると、心身ともに躍動が増し、元気がみなぎることを感じます。

この真理は、食材に対する向き合い方にも通じます。

食材を理解せずに、自分の浅い解釈で料理していると、食材にとっても、自分の身体にとっても、正義を貫いたつもりが無駄になり、伝わりも通じもしないのです。

中には、昔から常識のようにいわれている調理法も、実はマイナスである事が往々にしてあります。

私は、ごぼうや蓮根のアク抜きはしません。

ごぼうの場合、水にさらすことで水溶性のポリフェノールは出ていくわ、水溶性食物繊維は流れるわで、ごぼう本来の有効成分が水の泡と化します。

風邪をひいて喉の痛みがある方にも、動脈硬化の予防や、お通じのお悩みにも、更年期ののぼせにも効果的。

旬のごぼうの恩恵に応えるためにも、本来の良さを伝え続けます ♪

こちらは、「桜えび入りニラ卵 野菜たっぷりあんかけ」。

食材の四性(熱温涼寒と平)気の動きの方向性(昇降や発散など)を偏りなく調えました。

旬のニラと桜えびを卵に加えてふんわり焼いたところに、大根・人参・ごぼう・干し椎茸・三度豆・うすいえんどうが入った本葛餡をかけた一品。(私は醤油やオイスターソースや酒を使いましたが、味付けはお好みでどうぞ ♪)

干し椎茸の戻し汁で煮たものを餡にしていますので、他の野菜から出るうま味との相乗効果もバツグン!

向き合う食材の良さを知ることで、本当の誠意と感謝が生まれます。

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コメント5件

  • より:

    いつも素敵なお料理ありがとうございます😊

    以前ごぼうを晒さずに使ってみたところ、

    どうしてもアクというかえぐみというか・・

    そういうものが強くて気になり、

    どうしてもサッと晒して使うことになってしまいます。

    特にきんぴらなど、たくさん使う時などですが・・

    ごぼうの選び方とか何かコツがあれば、教えてください。

  • ゆうま より:

    杏さん、こちらこそいつもありがとうございます(*^^*)

    私自身は、じゃが芋のえぐみは感じたことは多いですが、ごぼうのえぐみを感じたことがないので分かりませんが、きっと、ごぼう本来の風味がお好みに合わないのかもしれませんね。

    アクは“悪”ではなく有効成分なので、身体には善いものです ♪ うま味成分となってはたらきます。

    どうしても晒される場合は、サッと水にくぐらせる程度が好ましいです。

    ただ、水にさらすと水溶性食物繊維のイヌリンやポリフェノールのクロロゲン酸は流れ出てしまいます。

    また、一緒に含まれる不溶性食物繊維は、空気にさらすと増えるといわれていますので、切ってしばらくしてから調理するように心がけています。

    ごぼうを選ぶ時は、泥つきでフニャフニャしていないシャキッとしたひげ根が少ないもの。シュッとしていて太過ぎないものをどうぞ (^^)

    ポキンと折れるくらいのものが新鮮です。

    既に皮を剥いてささがきになっていて水に浸かっているものは、漂白されているものもありますし、ごぼう本来の良さはゼロかマイナスです。

    食感を優先するか、風味と栄養も味わうかによって、健康効果に大きな違いがある根菜です。

  • より:

    ありがとうございます😊

    ささがきされて水に使っているものは、使っているあの水が信用できないので使いませんが、使いきれなくて置いておくことも多いので、鮮度の良いうちに使えるよう工夫してみます。

  • より:

    すみません、文字変換を確認せず送ってしまいました。

  • ゆうま より:

    杏さん、こんばんは☆

    ありがとうございます(^^)

    そうですよね。信用できない姿で販売されているものは、お使いにならないのが賢明です。

    私は、今日たまたま地元野菜のサラダごぼうに出合いました ♪

    鮮度は本当に大切ですね。

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