為す術
この度の台風19号により、被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
日を追うごとに甚大な被害が明確になり、一日も早い復旧を心からお祈りするばかりです。
何か少しでも自分が行えることはないだろうかと、限られた時間と己の力を考えると、勇み立つような気持ちともどかしさが交錯し、心が痛みます。
そして!ここにきて次の台風20号!21号!
どうか来ないで!と強く念じています!
生きていれば、為すすべがない時だってあるかもしれない。
変化変滅を繰り返してこの世界ができたことを思えば、物事は常に動き、まさに諸行無常!
いざという時に、その場に適した正しい判断が下せるように、物質も心も備えておきたいけれど、自然の脅威は待った無し!
そして、想います。
自分が生きているこの国で執着や欲望にまみれて争っている人たちは、そんな場合じゃないのに…。
心の三毒といわれる愚痴と怒りと足るを知らない欲がひしめき、自我が先走る世の中…
けれど、できるだけ穏やかに安らかな心で、常に周りのことを慮って過ごしていたら、恐ろしく強いエネルギーが消滅してくれないだろうか…
人の想いを集めれば、とてつもなく清く明るいエネルギーが発生してグッと進路をそらせることはできないものだろうか…
と、泣きそうな気持ちになりながら為す術を考えあぐねる小さな人間です。
先日、「かちゅー湯」という沖縄の汁物料理を知りました。
お椀にかつお節と味噌を入れて、お湯を注ぐだけという究極の簡単スープ ♪
私も、お椀に本枯節や梅干し、それに適当な具材と味噌を入れてインスタントスープを忙しい時にこしらえるので、それがたまたま沖縄の家庭料理だと知り新鮮な気持ちになりました。
時間と体力に余裕があれば、以前ご紹介した削り器を使いますし、楽をしたい時にはこちらを使用。
4番かび付けの本枯節を使用。
かび付と天日乾燥を繰り返す作業を4回行うと、かびが水分を減少させ脂肪を分解することで味わいが凝縮。かつお節が本枯れの状態になり、独特の光沢と香味、うま味が引き出されるそうです。
お味噌は、こちら。
無肥料、無農薬の素材が使われています。
本日は、本枯節と味噌、すりおろした生姜とれんこん、ザク切りキャベツ、茹でたほうれん草。
こちらにお湯を注ぎ(たまに、びわ茶を注ぐ時あり)、味噌が馴染むよう混ぜたら、戻したあおさと刻んだ三つ葉も加えました。
かちゅー湯はバラエティ豊かで梅干しを入れることもあるそうですし、そのまま、もしくは下処理をほどこしたもでも、私の具材は気ままです。
かつお節という日本に古くから伝わる超優秀な保存食。
一般的に流通しているものは、発酵食品のかつお節ではない荒節といわれるものがほとんどです。
お腹にも善く、味わい深いほうが嬉しいので、私の場合は世界一堅い発酵食品の本枯節のほうを迷わずチョイスしています。
かつお節のインスタントスープはアミノ酸も豊富。
疲れも和らぎますので、是非ともお試しになってくださいね。
化学調味料や添加物がたっぷり含まれたインスタント食品を常備して、変事に身体を衰えさせるのか、日保ちのする自然なもので身体を支えるのか。
為す術は、その人それぞれの思想と嗜好で大きく違ってまいります。
引き続き、備えておきましょう!
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