自分ならこうする
今年も残すところ52日。
街の其処彼処に、クリスマスディスプレイ…
ビジュアルマーチャンダイザーでもあり画家でもあった父は、クリスマスシーズンになると手がけた作品を誇らしげに見せてくれました。
今年のショーウィンドウなどディスプレイに対して、「自分ならこうする」という自信に満ちた声が天国から聴こえてきそうです。
同時に、今年の娘の生き方についても、私自身に起こる事象を通して、的確な苦言と励ましの言葉を与えてくれているように思えてなりません。
先日、数十年ぶりに!いわゆるオーソドックス?な風邪をひいてしまいました。
定期的に受けている歯のクリーニング中に、何か侵入してきた感がありましたが、翌朝てきめんに違和感。
うがい後、梨と生姜のすりおろしを合わせて炎症を抑えることに成功 ♪
梨の糖アルコールから、甘酒のようなお味。
悦に入って仕事に向かいました。
ところが、夜のクラスの直前!ちょっと嫌な悪寒。
念のため持参した体温計が、37.4°を示したため、インフルエンザだと大変!皆様にご迷惑をかける前に休講だ!とマッハで段取りを進め、30分後に開始するはずの夜のクラスから翌日の全てのクラスを休ませていただいた次第です。
ご迷惑をおかけした皆様!誠に申し訳ございませんでした。
仕事帰りに受講する娘が、いつもにも増して優しく心配そうに寄り添ってくれて帰宅。
入浴しないと汚い身体をエプソムソルト(硫化マグネシウム)入りのお風呂で清めました。
マグネシウムによる保温効果でぐっすり眠れまして…
翌朝、平熱に戻っておりました^^;
受診すると軽い咽頭・喉頭炎とのこと。
念のため検査してもらったインフルエンザ感染も陰性だったので安堵!
一昨年の冬に、肋骨だけ痛かった発熱しないインフルエンザを経験していたこともあり、大事をとって休講にしたものの、多くの方々のご予定を崩したことになり、大変申し訳ない思いでいっぱいです。
ただ、せっかくこのような得難い機会をいただいたからには、ただではクリアしないのが私の流儀。
いつもの如く、身を以て人体実験が出来ましたので、ここに立証したいと思います。
軽い風邪だと診断されて処方されたお薬は、まず抗生剤。
胸の音も問題なくマイコプラズマでもありません。
そもそも、風邪はウイルス感染なので、細菌をやっつける抗生剤は不要。
喉の炎症を和らげるトランサミンと、痰を出しやすくするムコダイン、この2種類は服用しました。
「水分をしっかり摂って、寝ておけば治りますよー。」という先生はいらっしゃらないものでしょうか。
頓服に解熱剤も処方されましたが、頭がおかしくなるほどの熱でもなければ、ウイルスを出そうとする防御反応を抑えることは不要。
ウイルスが居心地に甘んじて長居するだけです。
2種類の薬だけ素直に受け入れた私は、他に、ビタミンCをこまめに摂りました。
今年5月、過労による急性腎盂腎炎を快復させるために実践し、功を奏したやり方です。
3000mg入りの細粒を3回に分けて30分おきに大量のお白湯に溶いて服用するというもの。
そのビタミンCを体内に留める時間を長く、排出閾値を上げるためにビタミンP豊富な玉ねぎの皮(ケルセチン)をボーンブロススープに加えたり、ミカン(ヘスペリジン)も白いスジから多く摂りました。
大切な亜鉛も含む卵は、生育環境と飼料の善いものを半熟にして、血液の浄化のために味噌をつけながらいただきました。
喉の痛みは、瞬く間に治っていきましたが、むせるような咳が残ることは避けたいので、その予防と喉の炎症改善としてゴボウ汁の味噌汁もこしらえました。
長野県産の山ごぼうもたくさん使いました。
高タンパクに…と、長野県産の凍み豆腐(高野豆腐)も、舞茸と山茶茸、オクラ水の末路オクラも。
風邪ウイルスに侵入されたうえ、薬の服用しているわけですから、旬の里芋で毒出しもしました。
「里芋の胡麻味噌和え」です。
皮ごと蒸した里芋の皮をむいてから、大村屋さんのなめらかな絹ごし胡麻(白)と、味噌を適当に合わせた和え衣を纏わせています。
胃腸も守られて、心も守られるような旬の里芋料理は、このままお椀に入れて鰹節とおネギをのせてからお湯を注げば、クリーミーでコクのあるお味噌汁が簡単にできますし、たいへんおすすめです。
粘膜の修復に必要だといわれるビタミンAは、β-カロテン豊富な柿を腸内を調えるカスピ海ヨーグルトと。
柿で身体を冷えてしまっては本末転倒なので、上からシナモンをふっています。
同じくβ-カロテン豊富な人参は、「人参しりしり」っぽくジャコと炒める際に、脂溶性ビタミンを考慮してごま油の代わりに絹ごし白ねり胡麻を使います。
味付けは、いつもは玉ねぎ醤油のところきらしていたので、醤油と本みりんとわずかなオイスターソース(光食品)。
仕上げに黒胡麻とつぶしたクルミも合わせています。
おかげさまで、翌日には本調子に戻りました^ ^
風邪をひいたおかげで、さまざま体現できたことに感謝。
自分ならこうする…が間違ってはいなかったと、今のスッキリ元気な身体が物語ります。
お釈迦様は、入滅される直前に「名医が病気を診断して処方し、与えられた薬を服用するしないは患者の責任」だと説かれたとのこと。
つまり、仏教の教えを聞いてそれを実践しない人は、その人が悪いという意味です。
理屈を知れば、善いこと善くないことが判り、実践したくなります。
残す52日、今年の学びをどんどん実践し、新しい年につなげたい!と強く感じています。
さぁ!今日は大切な一日!
久しぶりにお目にかかれる方々との充実した時間を過ごしてまいります。
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