喜び再び
コロナ禍をよそに、自然は移ろい、今日もお日様は昇ります。
ウグイスの鳴き声を聴きながら…
舞うモンシロチョウに話しかけ…
時に蜂を避けながら…
母と語らう大切な時間。
「年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず」
この儚い世を眺めるような心で空を仰ぎ、まずは二人で深呼吸。
優しくしっかり母の手を握り、日課のお散歩です。
日の光に向かってグッと大胆に袖をまくり、「ビタミンDよ、ビタミンD ♪ いっそのこと裸で歩きたい気分よね。」などと嬉しそうに冗談をとばす母。(←極論ながらコレは大正解です。高齢になると皮膚で合成されにくくなりますから、免疫力を上げておくために、できるだけ日に当たりましょう。)
私の方を見上げて、「もしかしたら、背が伸びたんじゃない?」とか真剣に訊いてきます。(ますます小さく可愛くなった自覚がないw)
親とのかけがえのない時間をいただいていることを有り難く実感。
今もしも父が生きていたら、この世界の状況をどのように捉え、何を望み、私に何を伝えるだろうかと思いを馳せます。
父が遺したメモ書きや手紙、専門記事、執筆したコラムなどを読み返しては、私の直感にピタリとはまるメッセージを受け取れるのも、内観しやすく心が冴える今だからこそ。
親子関係もあらかじめ約束して此の世に生まれてきたというけれど、この親のもとに日本人として生まれた喜びをコロナ禍となった現世で抱きしめています。
充電期間を過ごす私のもとに、素敵な贈り物が届きました。
ガトー・ド・ボワの缶入りクッキーです。
ディスプレイデザイナー、いわゆるVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)であり、女性を描く画家でもあった父の最後の仕事となったのが包装紙のデザイン。
林シェフが生み出された珠玉のスイーツが、彩り鮮やかにちりばめられています。
娘の私は、大切にしたい気持ちが人一倍強いですから、包装紙をピチッと伸ばした後ラミネート加工してランチョンマットにしたり、ブックカバーとしても大切にしています。
今も愛用する同じデザインのマグカップやシール、それにメッセージカードもありますが、このたびはデッサン風。
それも、大好きな色合い。
クッキー缶のデザインにしていただいたなんて、再び最高の喜びをいただきました。
天国の父もどんなに喜んでいることでしょう。
すでにご存知の方は多いと思いますが、あらためて…
オーナーシェフの林雅彦氏は世界一のパティシェ。令和元年度の「現代の名工」として表彰もされています。
深い美味しさと宝石のように優美なオーラを纏うお菓子なのです。
(クッキー缶の美味しい中身はこちら^ ^)
http://www.gateau-des-bois.com/chef/index.html
おうちご飯が続く毎日のティータイムにいかがでしょう。
お問い合わせのうえ、是非とも味わってみてくださいね^ ^
http://www.gateau-des-bois.com/
ふたを開ければ浮世の騒動は大きく吹っ飛び、幸福感が躍動するはずです♪
私の宝物入れとなることが決定している美しいクッキー缶。
先ずは中身をじっくりゆっくり、家族で味わっていただきたいと思います。
林シェフに、心からの感謝を申し上げます。
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