忠恕

大切な身体に「頑張ってくれてありがとう。」と言いながら、懸命に脚をさする母を見ていて言葉が浮かび上がりました。

「忠恕」

孔子が貫いた教えです。

「忠」は、「心」と「中」からなる形声会意文字。

まじめ・りちぎ・まごころ・うそ偽りのない心・誠心誠意 を意味しています。

「恕」は、「心」と「如」からなる形声会意文字。

自分の心の如く、人の心を考えること。思いやり。他人のことをひとごととはせず、親身になって思い遣ること。

心の起点は何であるか…これによって、表れるものの様相はちがいます。

同じものを食べていても、心に留めて深く考えず、はっきりとした目的や意識を持たないでいると、いつまでもぼやけた食生活となります。

病気はしたくない。でも食べたい。呑みたい。だから薬は飲む。

原因を考えたり、反省することもなく…

ある程度の知識も持たず、空腹しのぎにお手軽食品をむさぼることが、どんなに危ないことか。

つくづく、危険な時代だなと感じます。

忠恕の心を自分自身という内側にも向ける…

心身の調和をはかるうえでも大切です。

こちらは “ 釜揚げ新子丼”♪!

忙しい朝、とても助かります。

みるみる大きくなっていく いかなご。

釘煮は有名ですが、この時期だからこそ釜揚げでいただけるこの幸せ。

色々とアレンジをしながら、近ごろ朝の定番メニューとなっています。

MOA自然農法の紫黒米をはじめとする雑穀入りご飯に、自宅で再ボイルしたいかなごの新子。ここには、金胡麻のすりごまをたっぷりとからめます。(いつもは、もっと青さ海苔粉も一緒に。)

上から醤油。そして、すりおろしたての生姜。(いつもは、あらかじめ醤油と混ぜます。)

醤油は、先日いただいたこちらを使用 ♪

誠実な醸造法で、とても美味しいお醤油です 。

まるごといただける小魚、海洋汚染のリスクも低い小魚、釜揚げの新子で骨をはじめとする細胞を養い、胡麻などの種実類や海藻類を合わせることで、骨をより健やかに。

また、生姜醤油にすると、生姜のマンガンが骨の形成促進作用に関わる物質を合成する助けとなるうえ、胃腸を温めて働きを高めます。

壊してしまっても買い足せない、ストックもできない身体を、丁寧に扱うことも忠恕なのです。

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