方向性
「月日が経つのは早いですね。」
生徒さんに、次クールのスケジュールをお知らせする時、常に行き交う話題です。
とても早い…
けれど、昨年 被災された方々にとっては、どんなに大変な月日だったことでしょう。
熊本地震から1年。
謹んで追悼の意を表しますとともに、一日も早く元の生活が戻りますようにと祈るばかりです。
追悼式では、ご遺族代表の方の御言葉に心を打たれました。
お辛い苦しみの中での感謝の心ほど、清らかで尊いものはないのだと深く感じ入る朝でした。
昨年、熊本地震の後に、大阪 梅田の阪急百貨店で復興支援の催事が開かれていました。
仕事の合間に立ち寄った、一つのブース。
その時、お目にかかることはできなかった地元の女性が、催事について記したブログを御覧になられて、メッセージをお贈りくださり、ご縁をいただきました。
給食センターが被災して、温かな給食を受けられない益城町の3200人の子どもたちに、温かくて栄養満点のスープを!と、『いのちのスープ プロジェクト』を立ち上げられた女性です。
化学調味料を使わない、お野菜がたっぷりのスープ。
4~5月は、物資の運搬。
5月~10月は、避難所での炊き出し。
そして、「未来を支える子どもたちのために、学校で食べる食事が心温まるものになりますように」という想いで、11月~3月10日まで、寒い冬の間じゅう温かい給食スープ作りを行なっておられました。
ただただ、頭が下がります!
Facebookでのご投稿を拝見するたびに、深い感動をいただいておりました。
素晴らしいお志で調理されていた方々と、心と身体が温まり大きく成長された子どもたち。
思い同じく、向かわれるところに幸多かれと、心よりお祈りいたします。
というわけで、今朝はこのようなお味噌汁をこしらえました。
超栄養満点の「天日干し 切り干し大根」入りです。
切り干し大根の豊富な栄養はいうまでもありませんが、その他の具材も含め、汁に溶け出る水溶性の栄養成分を余すことなく摂り入れることができます。
他の具材は、凍み豆腐(高野豆腐より薄い)・舞茸と人参と白ねぎ(油との相性や、アリル化合物の損失をなくすため、あらかじめ胚芽こめ油で炒める)・もやし・わかめ・うすいえんどう(塩ゆでしておいたものを彩りに) …といった内容です。
こちらと青菜のお浸し、納豆、雑穀米ぐらいでも、身体にやさしく充実した朝食になります。
切り干し大根を一つの具材として、日常的に使われると、骨粗鬆症のリスクも低くなることでしょう。
本日は、座学講座(神戸教室)。
お集まりくださった皆様と、私の方向性は同じです。
何を信じ、今後どのような自分を構築していくのか…。
どうすれば、今より良い方に向かうのか…。
方向や目的を見失うことなく、中身を伴わせながら変事にも対応できる「心と身体」を培っていきたいと考えます(*^^*)
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