体力!気力!
気がつけば、10月もどんどん進みます。
季節の移ろいを感じて楽しむ以前に、ぐんと下がった気温の影響で、体調を崩しておられる方も多いようです。
栄養と運動と休養のバランスを考えて、日頃から用心することは本当に大切だと、季節ごとに感じます。
体力も気力も大切。
体力が落ちると、気持ちも萎えてしまいがち。
逆に、気力が落ちてくると食欲もなくなり、おのずと体力も弱まります。
人の生き方や過ごし方を見ていると、その「心と身体」の相関がくっきりと浮かび上がります。
夜の休憩時に、軽く温かいお蕎麦をいただきにお店に入りました。
しばらくすると、隣のテーブルに母親とお年頃の娘…
これからお食事という時に、「マジで疲れた」という言葉や、えらそうな発言を連発する娘。
注文したものが運ばれてくると、身体を歪めて脚を組むだけでなく、肘をついて滑るような体勢で食べています。
向かい側に座る母親は、何も言いません。
だって、同じ様な姿勢ですから。
近くで見ていて、そりゃ疲れるだろうなと思いました。
お行儀の良くない食べ方では、消化吸収に滞りを起こすことでしょう。
こういうのは、心持ちが体に表れている典型。
御里が知れるとはいいますが、どんなに派手に着飾っても、姿勢の一つも注意できない親の教育が、子の成長を阻むともいえます。
心身ともに健やかで、常に姿勢も調うほど元気でいるためには…
やはり、まずは食生活です。
そして、心ときめくような瞬間が多ければ多いほど良いでしょうね。
美味しいものを食べた時も、ときめきはあります ♪
こちら、里芋のガーリックソテー です。
ノンオイルのツナ缶、ズッキーニと赤ピーマンも一緒。
にんにくは、オイルの冷たいうちから熱して香りを出したら取り出し、そこに脂溶性の緑黄色野菜。そしてツナ、蒸してから皮を剥いて切った里芋を加えます。取り出しておいたにんにくを最後に入れればオッケー。
蒸してある里芋は、ねばり成分を無駄にしたくないので、加熱しすぎないよう、他の食材と天然塩と黒胡椒をサッとからませるだけにします。
里芋は、疲労感が続いて体力がない時や、胃腸が弱っている時に効果的です。
ガラクタンやマンナン、ムコ多糖類が血糖値やコレステロールの低下や胃粘膜の保護などにもはたらきます。
脂溶性の緑黄色野菜や、ツナのようなたんぱく質を加えると、バランスも調って糖質をエネルギーに上手く変えていけることでしょう。
この時期、にんにくも風邪予防になりますし、さらに云えば、毎日発生する細胞の中でも悪いものを死滅させるほどのパワーをもちますので、とても頼もしい食材です。
里芋は、滋養作用の他にも解毒作用があるので、皮膚のできものや炎症を抑えるにも効果が期待できます。
緑黄色野菜のβ-カロテンが、体内でプロビタミンAに変化して粘膜や皮膚の保護にはたらくことも考えると、これは単に 心ときめく美味しいだけの一品ではないぞ…と確信しています。
どうぞお試しになってくださいね(*^^*)
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