親子のかたち

東京での講座を終え、ひと息入れて新幹線で移動後、母のところに直行しました。

私が、こうして元気に活動できるのは、先ずは両親のおかげです。

そして、私が無事に過ごせたことや、月一回のクラスの方々と新年会でお話ししたことなど、かれこれ三十分ほど話をしたでしょうか。

明日またね ♪ と、場を後にしました。

「身体髪膚(しんたいはっぷ)、之を父母に受く。敢えて毀傷せざるは、孝のはじめ也。」

身体、両手両足、毛髪、皮膚は、すべて父母から戴いたものである。それらをわけもなく傷つけることがないようにすることが、親孝行の基本である…という『孝経』の言葉があります。

早く休んで、明日のために備えることも親孝行のひとつ。

美味しいものをこしらえて、身体を養生することもひとつ。

辛いことや、意に沿わないことがあろうとも、この命を丁寧に扱い大切にすることこそ、真の親孝行かもしれません。

昨夜は外食でしたが、息子と二人っきりでお鍋を囲みながら、色々と語り合いました。

伝えるべきことに漏れはないか?…

いつもの如く、私が明日死んでも大丈夫なように、我見に偏らない考えを示し、感謝の言葉も伝えてまいりました。

(お鍋を見事なまでに仕切ってくれたことにも感謝を述べましたw)

帰宅後、たいして何もない冷蔵庫内を見渡しながら、温かい汁物を一品こしらえました。

単なる具沢山のかき玉汁ではなく、意義ある“親子かき玉汁”です。

鶏肉(下味をつけておきます)、大根、ごぼう、平茸、真昆布、ネギ。葛粉を水で溶き入れてから、白身から順に卵を。

ラストに、三つ葉とせりを大量に加えて、即刻 火を止めます。

黄身に含まれるビタミンB郡の「ビオチン」は、皮膚の健康や、糖質などの代謝に関わりますが、卵白に含まれる「アビジン」が結合することでビオチンの吸収が阻害されるといわれています。

ですから、白身を先に流し入れて白濁した後に、やっとこさ黄身を溶き入れるというスタイル。

あまり神経質になる必要もないのでしょうけれど、同じ食するならば…と、心掛けています。

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コメント2件

  • Atsumi より:

    友麻先生 こんにちは。

    この度「孝経」の素晴らしいお言葉を有難うございます。

    身体や髪や皮膚は父母から貰ったものだから むやみに傷付けない事。これが孝行の始めである。

    本当にその通りですね^ ^

    ついつい自分のものと思ってしまい ぞんざいに扱ってしまいがちですが 又改めて生命の繋がり の偉大さを感じました。

    私は常々目の前の人や今している事を大切にしたいと思っているのですが それ以上に自分の両親 そして健康な身体に感謝して大切にしていきたいと思います。

  • ゆうま より:

    Atsumi さん、こんばんは(^ ^)

    そうですね ♪

    良きにつけ悪しきにつけ、私たちは、ついつい目の前のことに意識がとらわれがちです。

    でも、実は見えない力に支えられて生きているのですよね。

    自然もそう。連綿と続く命のバトンタッチもそうですよね。

    だからこそ、父母から戴いたものを大事にしていかないとバチが当たるわ~って思います。

    ぞんざいな身体の扱いや、身体への配慮に欠ける食生活などは、「孝」とはほど遠いことです。

    「孝」は、親に品物をプレゼントすることではないということです(笑)

    お互いに、この身体を大切に生きてまいりましょうね(*^^*)

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