間が大切

この夏、阪急電車の車掌さんの運転に感動したことがありました。

7月20日だったでしょうか。

ブログに記しておきたくなるほど、あれほどまでに、衝撃のない滑らかな走行を感じたことはありません。

映画「阪急電車」の舞台となったい今津線は、たった8つの駅を結ぶ15分弱の所要時間。

本を読むにも、メールの返信にもちょうど良い時間です。

いつものように、始発駅の宝塚から乗車。

暑い季節は特に座席にもたれたくない私ですが、いつものように背筋を伸ばし、仙骨を垂直に立てて座っておりました。笑

すぐに満員になるラッシュ時のうえに、雨のしずくだらけで 心地よさとはほど遠い車中。

短い時間でも目を休ませようと、眠らずに目を閉じました。

目を休ませたから耳が敏感になっていたのかどうかは分かりませんが、車内アナウンスのたびに違和感を覚えます。

まずは、駅名のイントネーション。

普通にスッといってほしいところ、妙なところにアクセントがつきます。

えっ?そこを上げますかっ?というツッコミどころ満載です。

けれども、違和感の根元はそこではないことに気づきました。

【間】です。

「次は…」と言ってから、駅名を言うまでに二呼吸どころか三呼吸開きます。

余計なところに句読点が付きます。

それも囁くようなやさしい声で。笑

間が少し開くだけでニュアンスが変わり、本当は何か言いたいのかしらと感じたほど。

聴いていて、お尻が浮いてきました。

違和感を感じたのは私だけではないと確信が持てますが、朝のラッシュ時、そんなことにアンテナが向かう人は少ないかもしれません。

丹田にも肛門にも力が入っていないような声で、非常に間が抜けたアナウンスをされると、これから仕事に向かう気勢をそがれて気が抜けます。

「言霊」とはよくいいますが、たとえ車内アナウンスであっても、間が悪く気の入っていない言葉は心地好くないものですね。

人前で話すことを生業としている自分も、自然な「呼吸」や「間」をもって発信していこうと感じます。

そんなわけで、キュッと締まった感じを欲する一日!

仕事から帰ってビールをクッといくわけでもなく、こちらをグビッといきました

玄米甘酒に少し黒酢を加えて、炭酸水で割りました ♪

心も身体も締まります(*^^*)

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