名残

梅雨はどこに行ったのでしょう?

オクラやきゅうりなど、お水をほしがるお野菜たちの成長期にはちょっとツラい空模様。

とはいえ、固定種の種から育てた小玉すいか、つるありインゲンやラディッシュ、ふだん草に早生の小かぶ、種芋からの菊芋や葛ウコンなどなどが順調に育ち、自然の恵みに感謝です。

もう、かわいいのなんのって…どんなに蚊が寄ってきても、家庭菜園から離れるのは名残り惜しいですw。

 

今年は特に早いと聞いてはいましたが、このところの時間を吸い取られるような毎日…私の人生だけかもしれないけれど、ホントに早い!ご紹介したい料理もたまりにたまって、旬を過ぎてお蔵入りになったものも多数あります。

今からこれをやろう!と決意しても、計ったように遮る事象。共振共鳴できる仲間との会話でさえ、もっと続けていたいと思っても、時間がくれば名残を惜しむ毎日です。

けれども、しばらく続く夏至のエネルギーを受けながら、今日できることを陽気に粛々と行なって前に進んでいくしかありません。まぁこれも自分には必要なものなのでしょうと享受するのみ♬です^ ^

そうそう。

旬のなごりの食材について、とても美味しくて体が喜んだので早くご紹介しなくちゃ。

こちら、そら豆の豆乳スープです♪

そら豆はさやから出して皮をむき、軽く米油で炒めて塩胡椒。ひたるぐらいのお水を加えて2〜3分コトコト。粗熱をとってミキサーで攪拌したらお鍋に戻して、予めバターでソテーしていた玉ねぎ(上で使用した時は新玉ねぎでした)と豆乳、湯葉も加えて瀬戸内コラトゥーラ少々で味を調えました。

こういう時のトッピングは、家庭菜園の人参の葉が役立ちます。

今は枝豆も出回っていますので、代用されてもよろしいかと思います。

年中大切な脾胃の働きを高めることや、この時期は特に湿邪におかされやすいため、余分な水分を排出するはたらきをもつ空豆は、有り難い存在です。

もちろん、このように皮ごとうま味を封じ込めてグリルで焼いただけでも美味しいです。

でも、食積痰湿で消化がよろしくない場合など、単に焼いたものをパクパクいただくのは如何なものかなと思います。

どのような食べ物であっても、よーく噛むというのが最高の健康法。焼いたものを摂り入れるなら、一つのタンパク源としてサラダに加えるのもおすすめです。

家庭菜園の早生小かぶの葉がベビーリーフ。玉ねぎのソテーや赤パプリカ、レモンのスライスもしっかりと噛んでいただきます。

また、うま味たっぷりのグリル焼きそら豆は海老カレーにも利用♪

元気をつけて精神も安定させる棗(なつめ)に切り込みを入れて一緒に煮込みました。カレー粉だけでも充分ですが、より気血を補いたい時には加えています。

旬のなごりといわれる食材も、愛をもって調理すれば旬の盛りにまさるほどのパワーをいただけるかもしれません。

大切なのは、どんな思いで食材に向き合って料理をこしらえるか…かなと考えています。

 

生きていると、目の前にさまざまな事象があらわれます。

幸せを感じることも、名残惜しいことやつらくて苦しいことも、最高に嬉しいことも、その事象が過ぎた後の余韻もすべて享受しながら、この人生での魂を豊かにしていけると有り難いですね。

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