親業

先日、冬瓜の親子スープをUPさせていただいてからというもの、帰省している息子のことを過大評価してくださる方が多くいらして、私は「まだまだ、全然成っていないんですよ」と恐縮しきり…。

その息子。

御主は何をしているのだ!?  という出来事がありました。

きちんと優先順位を考え、今何を為すべきか熟慮しなさいと言い聞かせてまいりましたが、肝心要のところが抜けていました。

『克己復礼』

内に向かっては自分に打ち克ち、外に向かっては礼の精神に立ち返り実践する…

自分のやりたいことを優先した結果、身近な家族に対して失礼があったというわけです。

「一番身近な人に礼節を欠く人間は、社会に出ても大した人物にはなれず、信用されない。」と常々言い聞かせてまいりましたが、久々にカミナリを落としました。

その後、人間誰しも誤る時はある…と、私は心をおさめるために深い呼吸。。。

二十歳を過ぎた人間であっても、まだまだ経験不足と認識不足は否めません。

そして今一度、子どもに対しての関わり方を考えようと思いました。

ライフステージによって導き方は異なりますが、大人になっても土台の部分は同じかなと感じます。

相手の思いを否定せず、熱弁せず、先ずは受容……と、言っても時と場合によってはカミナリもアリです。

ただ、子どもたちが幼い頃、こんな本を読みました。以来、ずっと頭の隅っこに置いています。



実践するのは難しいですが、意識だけは忘れないように持ち続けたいなと感じます。

さてさて…息子の内省度は如何許りでしょう。

子どもが成人しても、充実の親業は続きます。

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コメント2件

  • みほ より:

    友麻先生、こんにちは♪

    昨夜は、ご子息とのエピソードを元にした為になる親業のお話をありがとうございました。

    我が息子達も 親元を離れ、一社会人として独り立ちはしているものの、まだまだ至らぬ点は沢山ありますσ(^_^;)

    たぶん、もし息子達が今現在も 自宅から通勤する生活をしていたら 彼らの行動を全て受容する事は おそらく無理だと思います(^◇^;)

    今思えば、親元を離れる決心をしたのは、私が冷静になれるように 息子達が配慮をしてくれたのかもしれませんね(^_^;)

    友麻先生のご経験から 教本トマス・ゴードン著の『親業』をご紹介頂き、ありがとうございます。

    親として未熟者の私ですが、至らぬ子供達を正しい道へ導く手本になれるよう 関わり方を勉強し、頑張りたいと思います。

  • ゆうま より:

    みほさん、ありがとうございます!

    親として味わう感情。これもまた、自分を練るために必要なものですね。
    杓子定規に押し付けるのではなく、自分の人生経験から得たことを伝えていきたいと感じます。
    いくら土台があっても、経験不足から生じるミスは、学びのきっかけ。若さゆえです。
    それを踏まえたうえで、如何に伝えるか…親業の引き出しを開けた出来事でした。

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