30年前

青い空、白い雲、パームツリー ♬

常夏の島 ハワイ♬

ちょうど30年前の今頃は、「宝塚歌劇  第五回 ハワイ公演」に参加していました(*^^*)







あの頃、私は若かった。笑   (未成年ゆえに、お土産にお酒が買えなかった。。。)

NY公演に参加したのは、退団直前。

短い8年の在団中に海外公演を二度も経験できるなんて、本当に恵まれていたなとつくづく感じます。

入団して3年目、最下級生2名 としてハワイ公演メンバーに選んで頂いた当初は、同期生の神奈美帆  雪組の娘役 やっちゃんも一緒でした。

ところが、数日後…他の組のトップスターさんの相手役に抜擢され、組替え。  号泣。

そうです。

最下級生 一人ぼっちになってしまいました。

やっちゃんとドライブしながら、鼻水と涙で顔をグチャグチャに泣き腫らした記憶がよみがえります。

入団して2年目の秋に、地方公演(今では全国ツアーっていうもの)で最下級生 一人ぼっち…を経験済みでしたが、同期生不在というのは本当に淋しくて心細いものです。

最下級生の仕事というのは、気が遠くなるほどドッサリ山のようにありまして、とうてい一人では務まりません。

こういう場合は、1学年上級生の方々が最下級生の仕事を御一緒してくださるという、なんとも畏れ多い事態となるのです。

舞台も連日 ド緊張!

「春の踊りは ヨーイヤサー!」♬チョンパッ♬っとライトがつくあの瞬間、私はプロローグには出ずに 第2場の芸妓姿で袖にスタンバイしていました。

舞は、松本 悠里さん。 歌手は、麻里 光さん。 琴は、梢 真奈美さんという錚々たる方々の横に この私…という、非常に畏れ多い場面。

選ばれた理由は単純デス。

 音楽学校時代、他に琴の授業を選択していたのは私ぐらいだったそうで(^^;;  ほとんどの方が三味線を選択されていたとのこと。

毎回、舞台袖に立て掛けてあるお琴の弦をベンベン弾きに来られる現地スタッフの方に「今やっと音を合わせたので、触らんといてください〜」と英語で伝えられなかった私は、上手と下手に置いてある小道具の数の確認や、濡れ雑巾の準備、お弁当配りにゴミ捨てナドナド、自分の早替わり準備以外に大わらわ…

けれど、大好きな 高汐 巴さんと大浦 みずきさんと御一緒の海外公演♡

失敗した事も多々ありましたが、毎日が感謝の連続でした(*^^*)

それに、宝塚に入ったらコレはやりたい〜〜と思っていた「ヴァイヴレーション」では、ナツメさんの最後方で三点倒立も経験できましたし、連日鳥肌が立つほど興奮して喜びに浸っていました。

あれから30年とは…!

この夏、ペイさんの時代に御一緒した方々との同窓会があります。

当時、ホノルルに着いた直後に、「シャッターをお願い♪」とポストカード用の撮影を依頼された上級生のカメラの押すトコロを間違え、フタを開けてしまい 「あっちゃー!」となった事。(当然のこと乍ら、それまで撮ったフィルムが台無し(^^;;  )

楽屋に出没したハエがデカすぎて、「ギョエーッ!」と振りはらったとたん! 私が手にしていた舞台メイク用アイライナー 「ルボタン」が、上級生の化粧前鏡にテン テン テン テン テン…って飛んでしまった事。

どうしようもなくドンくさい最下級生でした。

その上級生に、この夏…「30年経っても未だ身の縮む思いの失態の数々」 をあらためてお詫びしようと思います(⌒-⌒; )

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