「忍耐」

幼稚園の頃…

小学校高学年の兄と、二段ベッドに寝ていました。

もちろん、私は下段。

そこから 斜め右上を見ると、勉強家の兄が背中を少し丸めて(たまに物差しを入れられてました^^;) 机に向かっている…これが日常でした。

懐かしい光景です。

そして、憧れの勉強机左上の棚には、行書で「忍耐」と書かれた置き物…

小学生の机に、老成をうながすような置き物。笑

これがきっかけで、妹の私もこの言葉の意味を知ったのです。

幼稚園児が「忍耐とはなんぞや」と、一瞬でも考えたところが可笑しいですが、ちょうどその頃 想いにふけることがありました。

外遊びでできた擦り傷が治ってきて かさぶた になっても、次から次へと新しいすり傷を創ってしまうこと…

一人で信号のある横断歩道を渡れない…時計がよめない…コマなし自転車に乗れない…水の中に顔を浸けられない…

クリアしてもクリアしても次から次へとやってくる悩み。

よって、「人の悩みは尽きないんだ! 耐え忍んで一つずつクリアするしかない、人生歩んでいくしかないんだ!」という感覚をもちました。

なので、幼稚園児が新しく「忍耐」という言葉と その意味を知り、想うこととリンクできた時の爽快感といったら それはもう素晴らしいもの!

宝塚音楽学校時代は、まさに「忍耐」の時期だったように思いますが、成人してからもずっと 辛抱強く耐えしのぶことの連続 ♬

困ったことがあっても、事を急いていても、こらえて さらに力を蓄える…

筋トレだって、ちょっとした忍耐ですのよ。笑

生きていると、様々なシーンは 辛抱強さを試される連続であるように感じます。

冬の間、地中で寒さを耐え忍んだ植物の種のように、養分を蓄えて大きく成長しますぞ!と想ったり。

今夜、なんとなくお蕎麦が食べたくなったので、十割蕎麦を家で茹でることにいたしました ♪

せっかちの私。

宝塚時代より、ダンスも音楽を少し早取り気味だった私。笑

お蕎麦を茹でている間も、逸る気持ちをおさえるのが大変ですわ ♪

お箸で強くかき回すのも厳禁 ♬

何事も辛抱強く…「忍耐」!でございます(*^^*)

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