癒されます
このところ、心配ごとがピークに達しておりましたが、おかげさまで、重苦しい不安は穏やかな心に移り変わりました。
大切な人の辛い状況を目の当たりにし、身を切られるような毎日から、穏やかな笑顔の時間へ戻りつつあることに、心から感謝です。
御彼岸の最中、きっと父が見守っていてくれたと信じています。
「身体の傷より痛む心よ ♪…」
これは、あの『テンダーグリーン』の主題歌「心の翼」の一節ですが、やはり、身体の傷は大なり小なり痛いものです。
一日も早く癒えてくれますように…
傷の修復が、少しでも円滑に進みますように…
こう祈りながら、台所に立ちました。
「コラーゲン入り創傷治癒スープ」とでも申しましょうか。(硬いネーミングだこと~)
前回に続き牡蠣入り汁物。
毎度しつこいようですが、こちらで攻めておりますw。
創傷治癒過程の “ 炎症期 ” “ 細胞浸潤期 ” “再形成期 ” を如何に乗り越えられるか…です。
牡蠣をはじめとする具材を口に入れず、抽出されたエキスたっぷりのスープだけでも善いのですけれど、可能であれば具材もしっかりどうぞ ♪ です。
たっぷり入れた鶏軟骨たちは、熱湯に一瞬くぐらせてから加えました。
いつものように、煮込むと溶けて、姿かたちが見えなくなりましたが。
身体中の細胞の新陳代謝を促し、傷ついた皮膚などの修復にもはたらく亜鉛。
コラーゲンの合成や、骨を強くするためにもはたらくといわれています。
解毒のためにはたらくたんぱく質の合成にも、なくてはならない存在。
そのうえ、不足すると味覚障害を起こすだけでなく、心も不安定に…。ここ、とても大事です。
亜鉛が豊富といわれる代表的な食材は、やはりダントツで牡蠣。
鰹や鯖、かたくちいわし、赤身の肉なども摂取源としては優秀です。
そして、意外に思われそうな食材として、旬のそら豆!
自宅で乾燥させた舞茸などにも含まれますから、たっぷり加えています。
解毒作用も高いゴボウは皮ごと。
こちらの場合、玉ねぎ・にんにく・生姜は必須食材です。
また、おなじみの山伏茸は、食べてくれる人の好みと消化力に優れているので、よく使っております。
抗炎症、抗菌、抗酸化作用などなど、薬効あらたか、血の滞りによる痛みも止める力をもつターメリックも一緒です。
そして、うま味として外せないのは、やはり黒酢でしょう ♪
このような亜鉛たっぷりのスープを摂る摂らないは、人それぞれ好みによります。
けれども、好き嫌い以前に、自然界から目の前に差し出された旬のものが身体にもたらすパワーは計り知れないということを心得て食する時期だと思っています。
牡蠣に敵対するようなお気持ちがなければ、今こそこの吸収しにくい栄養素をビタミンCたっぷりのものと共に、お献立を組み立てられることをおすすめいたします。
こんなことばかり考えて過ごしているものの、今日は思考回路を切り替えて過ごす時間もありました。
来年、新しい場所に移転する宝塚ホテルにて同窓会の打合せ。
宝塚に居ながら、初めての景観に心癒される時間。
春すみれ咲く学び舎が、一望出来ました。
宝塚ホテルを訪れた記念に、私にしては珍しいものも、皆さんと愉しくいただきました ♪
皆が中座された時、私の宝塚退団時にお世話になった元プロデューサーの方々と当時を振り返ったこともあり、アイデンティティの認識が深まる善い一日でした。
なぜ、自分が此処に居るのか。
なぜ、この自分に成ったのか。
緩く優しい時間に癒されたのは、深い納得によるものでした。
あと一日だけ、お休み。
その後また、大切な人たちの心と身体が癒えますよう尽力いたします。
コメント2件
Rumikoさま、ありがとうございます!
おかげさまで超スピーディーな回復を見せてくれまして、先日無事に退院いたしました。
大切な人の痛みを慮っていると、不思議なことに、自分まで痛くなってまいりました。
目には見えない力がはたらくのですね~。
差し入れしていたスープなどは、創傷部の治癒力を高めるために大いに役立ちました。
予定よりも1ヶ月も早い退院、、、これでまた立証!です(*^^*)
いつもありがとうございます。
お母上様の手術がご無事に終了された由、おめでとうございます。大切な人の心や身体の痛みは、自分の痛み以上に辛く、心配ですから、本当に良かったですね。
一日も早い御全快を心よりお祈り申し上げております。