青天

 阪急六甲駅で下車し、すれ違う幼稚園児とお母さんを見ていると、「あぁ…私にもこういう時代があったなぁ…」

そう思い出しながら、ふと空を見上げると、清々しいまでに鮮やかな青天。



きのうの報道で目にした、重度の大気汚染とは まるで違う清らかな空!

雲ひとつなくピーンとした空気の中で、まるで空が微笑んでいるかのようでした。

西郷隆盛が、生きる指針とした言葉の中に、江戸末期の儒学者 佐藤一斎の教え「言志四録」がありますが、

「……青天白日は、常に我にあり。宜しく之(これ)を坐右に掲げ以て警戒と為すべし。」という言葉があります。

心が静かであれば、輝く太陽のありがたさがわかり、眼が明らかであれば澄んだ青空を識(し)ることができる…という句を詠んだものを、佐藤一斎が説き、さらに西郷南洲が座右の銘にしていたというもの。

心が騒がしくて余裕もない時には、こうして青天にレンズを向けることもないでしょう。

心中包み隠すところの全くない「青天白日」は、常に自分の中に存在する くもりのない明るい心 ♪

いかなるノイズが入ってこようとも、この空のような心でいられる人間でありたいものです(*^^*)

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